
記憶の果実
2011年03月06日
旦那さんがよくする思い出話のひとつ。
小学5年生の頃、
友達と体育館裏の塀によじ登って、
隣の民家の木に実っていた果実を、手を伸ばして取り、
盗み食べしていたそうなんです

その、果実がおいしすぎて、おいしすぎて、
休み時間のたびに、友達と通い、食べまくり
しまいには、木から実がひとつもなくなってしまった!
それくらい、おいしい果実があったそうなんです。
「だけど、不思議なことに、
あれ以来その果実をどこでも見たことがないんだよな~。」
と、不思議そうな顔。
私も、「どうして、そんなおいしかったものが、
市場に出回ってないんだろーねー。
夢の話じゃないの~?」
と、半分信じてなかったのですが・・
たまたま、通りかかったジャスコの青果コーナーで、
クチを半開きにして、立ち止まった旦那さん。
どうしたの?
と、聞くと、
「これ・・これ・・こ、これだ・・(゚ロ゚)」
視線の先には、見たことあるような変な果物


「ほら、体育館の、ほら!」
「・・あ~、これなの?!」
夫婦だから、わかった暗号的な会話(笑)
すごい!
奇跡の再会相手は、見たことはあるような、ないような?
「スターフルーツ☆」
という果物でした

切ると、きれいな星☆のかたちになります!
「そうとう、おいしい!」と言っていた通り、
口にしたとたん、
「これだぁぁあ、うまい!!」
と、大感激のようす

木から実がなくなるほど、食べまくるくらいだから
そうとうな絶品果実なはず・・と
私にもちょうだい、ちょうだい♪
のワクワクのひとくち・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・ごちそうさまです

思い出の味、かなり美化されてました。。(笑)
すっぱいし、あくっぽいし、なんか私は苦手かも・・(^^;
20年以上の記憶の壁を越え、
久しぶりの再会に感激しながら、
2個ぺロリと食べた旦那さん。
「また、買ってでもたべたい?」
と、聞くと、
「・・いいや

って

大人になったんだね。
Posted by あらかきなつみ at 22:21│Comments(0)